皆さんは歌に元気づけられたことはありますか?
ここでは筆者が最近興味をもっている、FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)というアイドルグループが歌う曲の魅力についてお伝えしていきます。
今回の記事では、FRUITS ZIPPERがたくさんの人に知られることになった人気曲【わたしの一番かわいいところ】の作詞作曲者であるヤマモトショウさんが手がけた曲の魅力を内向的な性格の筆者が感じたことも交えて紹介していきます。
自分自身を肯定してくれるような、優しく背中を後押ししてくれるような、自己肯定感が高まる曲がたくさんありますので気になった方はぜひ聴いてみてくださいね♪
FRUITS ZIPPERとは
7人組の女性アイドルグループで2022年に結成されました。゛きゃりーぱみゅぱみゅ゛や゛新しい学校のリーダーズ゛等がいるアソビシステムに所属しています。
【わたしの一番かわいいところ】という曲がTikTokを中心に人気となり、その年に第65回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。
ヤマモトショウさんについて
FRUITS ZIPPERが人気になった曲【わたしの一番かわいいところ】を作詞作曲したのは、ヤマモトショウさんという方です。
FRUITS ZIPPERだけではなく、数々のアイドルやアーティストへ楽曲提供しています。
インタビュー記事等を拝見したところ、自分自身の気持ちに正直に生きている人という印象を受けました。
東京大学を卒業後に音楽の道へ進まれたようですが、そのきっかけは「やってみたかった」からだそうです。
「葛藤や不安は感じず、周りの目はあまり気にならない」
「自分の進路を考えた時に、経済的な安定や社会的な安定ではなく心の安定が一番だと思い、それに近い道を選んだ」とおっしゃられています。
やってみたかった仕事をして結果も伴っている人はこの世にどれくらいいるのでしょうか。
筆者とは真逆の性格や考え方ができる人が作る世界観だからこそ惹かれるものがあるのかもしれません。
では、ヤマモトショウさんが手がけた曲とその魅力について紹介していきたいと思います。
この曲の魅力的なところ!
ヤマモトショウさんが手がけたFRUITS ZIPPERの楽曲一覧です。
・わたしの一番かわいいところ
・NEW KAWAII
・フルーツバスケット
・ハピチョコ
・超めでたいソング~こんな幸せでいいのかな?~
・CO-個性
・かがみ
どの曲も可愛らしいメロディで口ずさみたくなる、いわゆる中毒性がある曲ばかりですが「名言集作れるやろ」って思うくらいに良い歌詞がたくさんあります。
歌詞の掲載は著作権侵害になってしまいますので載せられませんが、ご自身で見たり聴いたりしてお気に入りの歌詞を見つけてみてください。
一覧順に紹介していきます。
わたしの一番かわいいところ
FRUITS ZIPPERというアイドルを知らなくても曲を聴けば「聴いたことある」と答える人が多いのがこの曲ではないでしょうか。
アイドルとそのファンに向けて歌った曲ですね。
わたしが可愛いことに気づいたあなたはすごいんだよ!ラッキーなんだよ!と、自分自身が可愛い子達にとても褒められている気分になれる曲です。
さらに「アイドルとして何年たってもそう思ってもらえるように頑張るね」という可愛いの努力を積み重ねていく覚悟のようなものを感じます。ファンからすると「ずっと推し続けたい」と思えるような歌詞になっているのではないでしょうか。
NEW KAWAII
皆さんも記憶に新しい、2024年の日本レコード大賞で披露した曲です。
NEW KAWAIIは万能な言葉だと思いました。
人の数だけ大切にしているものや考え方は多種多様であり、それを全てひっくるめてNEW KAWAIIという言葉で表現しているのではないでしょうか。
みんなの大事にしていることを言い合って褒め合おう!というこれまた全人類を肯定するようなワールドワイドな曲となっています。
キャッチーなメロディに意識がいきがちですが、歌詞にも着目してみると深いメッセージ性を感じられます。
フルーツバスケット
自分自身が人生の主役であり、その生き方についても自己肯定感を高めてくれるような歌詞になっています。
これも深いメッセージ性を感じる曲ですが、フルーツにかけている言葉選びが多くあり、歌詞全体に優しい印象を受けます。
歌詞のなかで甘酸っぱさという言葉がでてきます。
この甘酸っぱさは、生きるうえで少なからずある葛藤や悩み、挫折、自分のコンプレックス等の比喩だと思いました。
できれば味わいたくないものですが、この甘酸っぱさを持って生きてきたからこそ今の自分があり、周りにも愛される自分になっていっているんだよと言ってくれているような歌詞です。
また、生きづらさを感じる時など自分自身が変わらないといけない、と思うことはないでしょうか。
私はよくあります。「考え方から自分を変えないと…」とかよく思ってしまうのですがこの曲には
そのままでもいいし変わってもいいんだよ、といった意味合いの歌詞もあります。
気が張ってしまいそうな人生を「まぁそういう嫌な気分の時もあるよね」と、ゆるく優しく肯定してくれており、行き詰った時に聴くと肩の力が抜けて気楽になれる一曲です。
ハピチョコ
バレンタインの時期に聴きたくなる可愛らしいメロディに、サビのところは思わず口ずさみたくなる曲ですね。
MVは「わたしの一番かわいいところ」「NEW KAWAII」に次いで1,000万回再生を超えている人気曲です。
FRUITS ZIPPERのプロデューサー 木村ミサさんはこの曲について
恋やお仕事、誰かのために頑張っている自分へご褒美をあげちゃおう♡という、バレンタインのニュースタンダードなバレンタインを作りたいという思いで生まれたハピチョコ。
と言われている通り、自分へ向けたバレンタインの曲になっています。
誰かを想ってチョコを作ったり買ったりするバレンタインも素敵ですが、自分にご褒美をあげるバレンタインがあってもいいですよね。
【自分へのご褒美】となると予算より高くても太りそうな物でも「まぁいいか♪」という考えになってしまいませんか?
そういったところもお見通しな歌詞になっているので、共感性が高いのも人気な理由のひとつではないでしょうか。
超めでたいソング~こんな幸せでいいのかな?~
曲名通りおめでたい時に聴きたい明るい一曲ですね。
歌詞を見ていると【結婚】という人生においてひとつの節目の時をイメージしているのかなと思いました。
今後結婚式の予定がある方、曲の候補にいかがでしょうか。
ところで…自己肯定感が低いと幸せの絶頂ってその後の降下が怖くなりませんか?…(自分比)
この幸せがいつまで続くのか…とまだ起きてもいない物事のあれこれを考えてしまうのですが、この曲はとても前向きにその不安を払拭してくれます。
「少しくらいマイナスな日があってもいい」「自分が選択した道なんだから自信を持って」と背中を押されている気持ちになれる一曲です。
CO-個性
独特な曲調から始まるCO-個性
CO-は【共同の、共通の、相互の】という意味があります。
そして歌詞を見ると授業や制服、小テストなど学生に関する言葉がでてきており、【高校生】と曲名をかけていることが分かります。
〝わたし〟と〝君〟という登場人物がいて、お互いの個性について認め合っています。
高校生という立場で、協調性が大切な時はあるけれど個性も大切にし認め合っていきたいよね、という多感な時期にある学生に向けた歌詞なのかなと思いました。
とはいえ、社会に出た大人でも協調性を大切にしつつ個人を認めるということは難しいですよね。
中毒性のある独特な曲調に歌詞の意味…とても考えさせられる一曲になっています。
かがみ
曲名通りかがみがモチーフになっており、MVに出てくるコンパクトミラーや歌のサビ前に呪文を唱えてパジャマから可愛らしい衣装に変身する姿は魔法少女を連想させます。
幼かった頃に憧れたものを詰め込んだようなMVは見るだけで満たされますが、歌詞も自己肯定感をあげてくれるような言葉選びがされていて、もう少し自分に自信をもっていいのかなと思わせてくれます。
歌詞に〝あなた〟という言葉が出てきます。かがみを通して見る自分を〝あなた〟と言っているのだとして聴いてみると、かがみに映る自分が自信を持てるように声かけをしていると考えることができます。
鏡を見ながら朝の身支度をする時に聴きたい曲ですね。
そしてBメロあたりの歌詞は共感性高いです。共感性高い歌詞があると、その曲がすっと頭の中に入りやすい気がします。
MVが公開されたのが2025年1月31日なので、これからの伸び幅に期待ですね。
はるやまのTVCMに起用された曲で多くの人の耳に残りやすいと思うので、FRUITS ZIPPERの人気曲のひとつになるのではないでしょうか。
まとめ
ヤマモトショウさんが手がけたFRUITS ZIPPERの曲を聴くと、自分自身を大切にするという思いが根本にあることが分かりますね。
自己肯定感が低いと息をするように自分を否定してしまうことが多々あるのですが、それに待ったをかけてくれる曲がFRUITS ZIPPERには多くあるのです。
また、今回の記事では深く触れていませんが、様々な経歴をもつFRUITS ZIPPERのメンバー達の存在があるからこそ歌詞に深みを持たせ、良い相乗効果を出していると思います。
生きづらさを感じている人や自己肯定感が低い人にぜひ聴いてもらいたいと思います。
肩の力を抜いて自己肯定感を少しでもあげていきましょ~
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