子どもにイライラ…手を上げてしまいそうになる時の対処法

育児



子育てをしていると毎日が思い通りにいかないことばかりですよね。

 優しくしたいと思っているのに気づいたらイライラしていて、時には「もう無理!」と爆発してしまいそうになること、ありませんか?

saki
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思い通りにいかないと自分にも子どもにもイライラ…
大きな声では言えませんが、思わず手を上げてしまったこともあります


このままではいけない…

そんな時に本屋をフラフラし、出会った本がこれです。


この記事では、上記の本を参考に私が実践した、子育てでイライラした時の子どもとの向き合い方を紹介していきます。

「怒り」を否定せず、まずは自分の感情を受け入れることから始めて、どうやって子どもと向き合っていけばいいのか、一緒に考えていきましょう。



イライラは悪者じゃない

子どもにイライラしてしまうと、「私は母親(父親)失格だ…」と落ち込んでしまうことがありますよね。

でも、イライラすること自体は悪いことではありません。

怒りの感情は、自分の心が「今つらい」「助けて」とサインを出している状態です。

それを無理に抑え込んだり見て見ぬふりをしたりすると、余計に大きくなって、爆発してしまうことも。

まずはこう考えてみてください。

「私は今、頑張ってるからこそ、イライラしてるんだ」

イライラするということは、あなたが一生懸命子育てに向き合っている証拠です。

自分の感情を否定せず、「そう感じてるんだね」と、自分に優しく声をかけてあげましょう。


手を上げてしまいそうになる時の対処法

イライラがピークに達して「手を上げそう…」という瞬間。

そんなときの対処法をいくつか紹介します。

その場を離れる

一番シンプルで効果的なのが「物理的に離れる」ことです。

数十秒でも構いません。

トイレに入る、ベランダに出る、別の部屋に移動する。

この短い時間が、怒りをクールダウンさせてくれます。


深呼吸をする

ゆっくり深呼吸をして、自分の身体の感覚に意識を向けましょう。

「吸って、吐いて」を繰り返すことで、興奮していた脳が少しずつ落ち着いてきます。

しかし深呼吸をする間、子どもが何かをやらかして再びイライラしてしまうなんてことも…あるある…ですよね?

上記との合わせ技で、その場を離れて、深呼吸することをオススメします。


「今イライラしてるな」と口に出してみる

自分の感情を客観的に言語化することで、怒りに飲み込まれずにすみます。

「私は今、怒りを感じている」「ちょっと落ち着きたい」など、シンプルな言葉で大丈夫です。


スキンシップをとる

感情的に怒ってしまいそうな場面でこそ、子どもの頭を撫でたり抱きしめたりしてみてください。

感情的な気持ちが落ち着き、冷静に向き合うことができます。

実はこれ、心理学や脳の働きの観点からもちゃんとした理由があるそうです。

怒りを感じている時は脳の偏桃体が興奮していますが、スキンシップをすると、オキシトシンという“安心ホルモン”が分泌されます。

このオキシトシンは偏桃体の興奮を抑える作用がある…つまり、「思い通りにならない」「分かってもらえない」という怒りから「この子は大切な存在」「愛しいわが子」という感覚が戻ってくるのだそうです。


イライラする「よくあるパターン」とその対処法

日々の中で特にイライラしやすいシーンをいくつかピックアップして、それぞれの対応策も紹介します。


子どもが言うことを聞かないとき

「何回言えば分かるの!?」と思うこと、ありますよね。

でも実は、子どもは“わかっていてもできない”ことが多いんです。

特に小さな子どもは、感情や欲求をコントロールする力がまだ未発達です。

【対応策】

  • 一度立ち止まって、「この子はどうしてできないのかな?」と原因を探ってみる。
  • 「また言えばいいや」と思える余裕を、自分に許してあげる。


朝の時間がないとき

忙しい朝は親も子もバタバタしてしまい、イライラもピークになりがちです。

【対応策】

  • 10分だけ早く起きて、自分のペースを取り戻す
  • 前日の夜に準備できることを済ませておく(服、荷物、朝食など)


自分に余裕がないとき

実はこれが一番の原因かもしれません。

寝不足、仕事の疲れ、人間関係のストレス…いろんなことが積もって、「子どもに爆発」という形で出てしまうことも。


【対応策】

  • 自分のケアを最優先に!

誰かに話す、家事を減らす、好きなことをする時間をつくるなど。



子どもと向き合うには、まず自分と向き合うことです。

子育ては「自分」との向き合いの連続です。

怒りが湧いてきたら「自分は今、何に困っているんだろう?」「自分の本当の思いや願いは何だろう?」と問いかけてみましょう。

そして少し余裕ができたら「じゃあ子どもとどう向き合おうか?」を考えてみる。

怒らない親になるのではなく、「怒ってもいいけど、どう付き合っていくか」を大切にできたら、それで十分だと思います。


最後に

あなたはもう十分頑張っています。

この記事を読んでいるあなたは、きっと真剣に子育てと向き合っている人です。

うまくいかない日もあるけれど、それでも「何とかしたい」と思っている時点で、あなたは立派な親です。

怒りは敵ではありません。

それをどう扱うかが大切です。

と、このようなことを言っている私ですが、それでも怒りに飲み込まれてしまい、そんな自分に嫌気がさしてしまう日々もあります。

あまり自分を責めすぎないようにし、今回紹介した方法を試したり別の方法を検索したり、子どもや自分自身の気持ちと向き合っている最中です。

一緒に励まし合っていきましょう。

今日も、あなたとあなたの子どもに、穏やかな時間が少しでもありますように。



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